せっかくコンディションの良い時期に、9M2に腰を据えて在住しておりましたので、
JAでの経験を生かして、状況が許す限りマレーシア国内の IOTAペディも行いました。
マレーシア国内の 9M2側の IOTAは、下記の7つあります。
しかし、私の居住していたペナン島以外にはいずれも駐在局がおらず、PediだけがQSOのチャンスとなります。
AS015 9M2 - Pinang ペナン島
AS046 9M2 - Johor East/Pah ジョホール海峡東
AS058 9M2 - Perlis/Kedah ペルリス/ケダ
AS072 9M2 - Perak ペラク
AS073 9M2 - Terengganu テレンガヌゥ
AS074 9M2 - Selangor サランゴール
AS097 9M2 - Johor W./Mel ジョホール西
しかし、局数は少ないながらもある程度のアクティビティーのある9M2である上に、
どの島にも何だかの宿泊できる施設があり、
また渡航の手段もあるため、ある程度の頻度でPediは行われていました。
私もペナン島以外の各IOTAを、全て最低一回は運用しました。
やはり、そこでもHFでの運用が主体になりますが、
AS058, AS074では 50MHzでの JAとの交信が、AS072では 50MHzでのヨーロッパとの交信が成立しています。
私の知る限りでは、他のPediチームはそれまで50MHzの運用は行っておらず、
50MHzにおけるこの各 IOTAとJA, ヨーロッパとの 1stエバーの交信となりました。
下にAS-058 ランカウイ島での運用の写真を2枚貼り付けておきました。
他のIOTAでも、これと同じスタイルでの運用です。
いつも私一人で動いていましたので、最低限のシンプルなスタイルでの運用です。
でも、これでも 50MHzで JAもヨーロッパも交信しているのですからウソみたいです。
苦労も当然ありました。
何せJA以上にアマチュア無線に対する市民権の無い国。
このランカウイの宿は、いつも放りっぱなしにしてくれていたので助かりましたが、
中には文句を言ってくる宿も当然あります。しかし最終的には怪しいものではない証明に
国から発行のライセンスを見せれば、どこでも驚いて矛先を収めてくれました。
また、このランカウイのようにデューティーフリーの島では、国内間の移動であっても通関が必要です。
頭の固い検査官にあたった時は一苦労です。何せ「これはアマチュア無線の機器だ, これはアンテナだ」
と言ってもわからない訳ですから・・
この時も、ライセンスは絶大な威力を発します。
やはり、逆に知られていないだけに 「国がバックでやっている事だそ」 という印象を与えられれば敵はおとなしくなります。(笑)