山梨県南都留郡西桂町(JCG:17008H) 中央高速側道
 
 
 
2017年7月追加情報を一番下に掲載しました。
ここの移動を予定される方の車種によっては影響がある内容です。
注意してご覧くだい。
 
 
 
 山梨県南都留郡西桂町は、富士吉田市の北東側の桂川沿いの谷間にある小さな町です。
 
面積15平方Km, 人口約5,000人弱と、よくぞ平成の大合併の嵐に巻き込まれず残ってくれた、
 
と拍手を贈りたくなる自治体です。
 
 
 
 移動地としては、山岳移動であれば富士山の眺望であまりに有名な「三ッ峠山」があるので
 
選択に困ることはありませんが、
 
車で行く移動地は、山に登る道が無い為谷間の中で選択せざるを得ません。
 
 
 その中でもある程度北東と西南西方面が開け、144MHz以上の反射を考えて富士山が一部でも望め、
 
コンパクトなアンテナなら周りにさほど迷惑をかけず設営のスペースを確保できる場所として、
 
地元の局も異口同音で挙げるのが、この中央高速富士吉田線の側道です。
 
 
 
 ただ、場所があると言っても元々狭い側道が多少広くなっただけの場所ですので、
 
大きな車でここに入ったり、大きなアンテナを設営するのは控えるべきです。
 
 
 またすぐ脇が高速道路ですので、その高速道路のフェンス側に設営したりすると、
 
黄色と白のハイウェイパトロールがわざわざ路肩に車を止めて、法面をはい上がって来て
 
撤去を指導しに来ますので、フェンスの逆の方に設営するように心がけて下さい。
 
(常磐道で経験有り{笑})
 
 
 
 私が運用した範囲内では、やはり山がブロックする関東南部へのダイレクトの伝播は望めません。
 
HFハイバンド〜50MHzもどちらかと言うとEs頼みです。G.W.は開けている方向に多少伸びる程度。.
 
144MHzと430MHzではG.P.でも富士山反射が使えます。
 
ただ山岳反射以外にも、この場所でHF HB~50MHzで
 
季節によりScによると思われる伝搬で南関東との交信の経験もあります。
 
 
 やはりこの谷間のロケーションでは、このビデオのポイントと、この前後のごく限られた場所が
 
車での運用の条件の中でベストの選択肢である事は間違いないと思います。
 
 
 
 アクセスとしては、富士吉田と大月を結ぶ国道139号線を通り、並走する富士急行線(鉄道)の
 
寿駅近くの「寿団地入口」の信号を中央高速道側に折れ、桂川沿いの道をウネウネと走るのが、
 
一番わかり易いと思います。
 
この「寿団地入口」~現地の側道入口までは、ほとんどの区間でグーグルストリートビューが通っていますので、
 
そちらの画像も参照下さい。
 
 
 
 

現地でのビデオはこちらをクリック

 
 現地からの鳥瞰図 北東方面
 現地からの鳥瞰図 南西方面 
 運用場所から北東方面。直下に工事中の新しい道路。→その後工事は完了しました。
 
 
  雲に隠れているが、北西は「三ッ峠山」が完全にブロック。
 
 側道ですので、多少広い所と言ってもせいぜいこの位の道幅です。 晴れていればこの後ろに富士山が一部見えます。
 
 現地の拡大地図です。地図には橋がかかっていますが今はもうありません。
また、現地のすぐ富士吉田市側に新しいスマートICが開通しています。
 最寄りのICは新しいスマートICか都留ICです。富士吉田の道の駅に立ち寄るならば、富士山の伏流水の井戸から水を汲むことが出来ます。

 現地から北東方面のCGビューです。

 現地から南西方向のCGビューです。

2017年7月追記;

 上の写真や2017年7月時点のグーグルアースには、この運用地の中央高速をまたぐ橋が写っています。

ところがこの橋が撤去されました。理由はわかりません。

 ↓撤去後

 この場所は、北東側の民家の脇からこの側道に入った後は、南西側には道が狭く車での通り抜けは出来ません。

したがって運用を終え帰る時には、この場所で方向転換して戻るしかない訳です。

以前は橋に車の頭なりお尻なりを突っ込んで簡単に方向転換が出来ましたが、今はそれが出来ません。

 上の写真のスペースで方向転換が出来ないサイズの車は、もはやここに入るべきではありません。

さもなくば、先の方に見える民家の先まで狭い側道をバックで戻るハメになります。

更にやっかいなのは、最近この側道の、上の写真のすぐ左側崖の下のほぼ正面近くに新しい民家が建った事です。

そこの住民の方も、おそらく特にこの橋が撤去された事により、もはやここに車が入り込むような事は無いはずだ

と理解されているようで、

そこに留まった上、何やらおかしなものを設営(アンテナ)しているとなると通報される可能性も出てくるかも知れません。

この時も設営中にすぐさま住民が自転車に乗ってここまで上がってきて、目的を聞かれました。

「アマチュア無線の運用中」である旨のプラカードを車につけておりましたので、それをもとに丁寧に説明しておきました。

ここでは住民への配慮も必要になってきているようです。

 

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