山梨県山梨市(JCC:1705)/甲州市(JCC:1713) 三窪高原
追加情報あり、下の赤文字青文字の部分も合わせてお読みください。
山梨県山梨市と甲州市にまたがる三窪高原を
移動地として紹介させていただきます。
場所はまず、甲州市塩山から国道411号線で柳沢峠まで入ります。
柳沢峠のピークを通り過ぎて約100m程の所左側に、
林道笠取線の入口があり、ここを入ります。
路面は始め舗装ですが、NTTの中継所入口を過ぎるとダートになります。
多少の段差とガレはありますが、今回案内のポイントまでは
普通車も入ってくる程度の路面です。
写真・ビデオのポイントは、ちょうど山梨市と甲州市の境界が
走るあたりです。
これより手前(柳沢峠側)は甲州市側、先は一部甲州市側に入りながらも
主に山梨市側となります。
このポイントは、周りよりも少々低くなっているように見えますが、
大票田のある東西には開けている事、
場所が広くなっていてアンテナを設営しても通行を妨げない事、
更にここより奥は、ゲートの跡のようなものがあり、
別荘跡地のような場所の雰囲気からも、私有地の可能性があるように見える
事などから、(詳細はわかりません)
当局はここより奥では運用した事はありません。
標高はこのポイントで すでに1,600m程あります。
添付の写真・ビデオの程度のアンテナで、HFのハイバンドのGWで
十分南関東と交信出来ていますし、
以前の50MHzの運用でも関東全域とほぼ59-59で出来ています。
尚このポイントも、小菅村の松姫峠と同様に
(可能性は松姫峠より低いものの)クマの出没の可能性のある地域です。
また夏季の雷も多い場所です。 注意下さい。
余談ですが、この三窪高原は2008年に発生した「少女行方不明事件」の
舞台になった事が疑われている場所です。
当時テレビ報道でも、柳沢峠近くの林道の入口の画像が毎日流れていたのを
覚えています。
この事件は未だに解決していません。
しかし、さすがに警察もこの場所での通常の捜索を打ち切っており、
少なくとも今ここに行って、無線をやっていて、
いきなり警官が来て職質責めに合うような事は(よっぽど運が悪くなければ)
無いようです。
また、この林道は袋小路の為、全体の通行も少ないです。
2015年追記;
当局がこの移動地を最後に訪れたのは2010年の夏でした。
その時には高原入口にゲートは何もなかったのですが、
前を通るR411からのグーグルストリートビューの映像や
ローカルからの情報によると、最近はゲートが設置され閉まっているようです。
その場合は車での進入は出来ません。徒歩はその限りでは無いと思いますが・・
(おそらく不法投棄が多い為と推察します。残念な事です。)
こちらに移動を計画されていらっしゃる方は、ぜひ最新の情報も合わせて確認ください。
最悪の場合の代替地は、山梨市でしたら帯那山一帯。
ただし東向けに開いた場所と西向けに開いた場所異なります。
甲州市は笛吹市との境界の桃畑の斜面一帯でしょうか。
ただしそこは西のロケはFBですが、東には開けていません。
2016年追記;
この林道笠取線とその周辺は、山梨県甲州市にありながら
多摩川の水源地であるため東京都水道局の管理になっています。
そちらに今後のこの林道の開放の有無についてうかがってみたところ、
現在のソーラーパネル設置の工事が終わった後も、一般車の通行は認めない。との事でした。
ただし、徒歩での通行は制限しないそうです。
やはりゴミの不法投棄が絶えない事が最大の理由。
加えて行方不明事件が未解決である事などだそうです。
行方不明事件は、今でも警察が年に一回は現地に入り捜索しているそうです。
どうやらここは、残念ながら徒歩での担ぎ上げだけの移動地になってしまったようです。
現地でのビデオはこちらをクリック ←入る事が出来た当時のビデオです
現地から東向き鳥瞰図。山の切れ目から少しづつではありますが、関東方面も開いています。
50MHzでも場所によりでしたが、強い信号で交信出来ています。
ところで、いつの間にやら大量のソーラーパネルが設置されていますね。この工事の為に通行止めになっていたんですね。
西向きの高い上空からの鳥瞰図。松姫峠と違って近くに邪魔する山はありませんが、50MHzで中京方面を狙うには南アルプスが
お互いの中間よりもかなり近いのでどうでしょうか。チャンスがあればまた試してみたいものです。
現地から東方向のCGビューです。あまり見た目開いてはいませんが、標高があるので50MHzでは都心まである程度の強さで飛んでいきました。
現地から西向きのCGビューです。狭い角度ですが南アルプス方面に良く開けており、50MHzではそれより以遠の地域への回折を期待したくなるビューでした。
TOP PAGE