山梨県大月市(JCC:1706)北都留郡小菅村(JCG:17002A) 松姫峠

 
 
2015年5月、重要な情報の変更を行いました。下の赤文字部分も注意してお読みください。
 
 山梨県北都留郡小菅村と大月市の境界にある「松姫峠」を

移動地として紹介させていただきます。

 
 中央高速のI.C.のある大月市街からですと、

国道139号線1本で来れる場所です。


 
 峠の頂上で、小菅村と大月市の境界になっていますが、

車を止めてアンテナの設営が可能なスペースが、小菅村側にしかありませんので、

小菅村の移動地として紹介させていただきます。

勿論、歩いて担ぎ上げをされる方にはこの限りではありません。

 
 現地は、主にこの周りの山への登山者の為に設置したものと思われる

十台分程の駐車場が道路脇にあり、ここから運用します。

この前後には、車を止めてアンテナまで設営出来そうなポイントは他にはありません。


 駐車場のキャパから、特に登山シーズンの週末の移動には

早めの時間に現地に入った方がいいでしょう。
(加えて峠の大月側が通行止めになった後は、
この駐車場は1/3程度が臨時バスの駐車場として、
一般の利用者は利用できなくなりました。
下の写真やビデオの状況からは変わっています。
ここが大菩薩嶺に向けての人気の登山口でもある為か
盲腸線になったにもかかわらず、特に連休中など混雑します。)


 現地は標高こそ 約1,240m程ありますが、

東西の国内の大票田方向の離れた場所に、ここより高い山々がそびえており、

ダイレクトの視界はききません。


 それでも東京中心部方面には、東に見える奥多摩の山々を越してしまえば

そこより高い所はもうありませんので、

添付写真のようなD.P.系のアンテナでもHFのハイバンドのGWで、

十分南関東は交信出来ました。


 ここでの2m以上の運用実績がありませんので軽々には言えませんが、

おそらく2m以上のV・Uでは、西側の大菩薩嶺や、南の富士山の反射も

使えるのではないかと思います。


 尚、ビデオの中にもありますように、

峠から奈良倉山方面に、更に標高を稼げるダートが走っていますが、

ゲートに常時鍵がかかっており、一般車は入れません。


 また、この小菅村・丹波山村を含む北都留郡や、

その周辺の大月市北部の山々は、クマが頻繁に出没する地域であり、

それなりの注意が必要です。


 この当局が運用したまさに当日にも、峠から約300mほどの路上で

クマが目撃され、一時騒ぎになりました。

                                                                                    
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更に、この山梨県北東部の山岳地帯は、

夏季には特に雷が多く発生する地域でもありますので、

無線機にスパークノイズが入りだしたら注意が必要です。
 
2015年5月追記
 
 ローカル局からの指摘をいただき、この峠における大月市と小菅村の正しい境界線の位置について、
小菅村役場に問い合わせをしてみました。 いただいた回答は驚くべきものでした。
 
『小菅村と大月市の境界は、国道139号を斜めに切り込んでいます。したがいまして、峠の駐車場やトイレ、
ゲートサインなどの施設は小菅村が設置したものですが、大月市側にあります。
施設の用地は、山梨県有林ですので県の森林環境部から借用しています。 (中略)
小菅村南部の境界の殆どが大月市で、大菩薩峠から奈良倉山にかけての尾根沿い(境界)に遊歩道があります。
この遊歩道は、国道139号を斜めに横断していることになります。』
 
下の写真は、小菅村の説明をイメージして当局が作成したものです。
 
したがいまして、駐車場の中で「小菅村」と運用する事は間違いとなります。
 
国土交通省が設置している道路上の「大月市」「小菅村」の標識は、位置としては正しくありません。
この峠で車で「小菅村」と運用するには、車を強引にでも上の写真左側に寄せる必要が出てきます。
北都留郡の車で行ける標高のある移動地が殆ど無い中、これは大きな痛手です。。
 
 この峠から300mほど小菅村中心部方面に下った所に、道路の右側に広くなった場所が有り、
そこでは普通の移動用アンテナなら十分に設営可能です。
ただし、そこから東方面(関東方面)は開いているものの、西側は山の稜線で完全にブロックされます。
加えてその場所には道路をまたいで「けもの道」があるようで、下の写真の「クマ目撃情報」の
まさしく現場でもあります。
したがって、その場所での運用は積極的にはおすすめ出来ません。
この峠を通る国道139号線は、この峠の下を通る「松姫トンネル」が2015年に開通しており、
この峠の通行量は以前にもまして減っているはずです。
よりクマが出てきやすい環境になっている事が想像されます。
この周辺の移動運用に関しましては、以前にもまして気を使って下さい。
 
 また、峠に登る道は大月側からは崖崩れの可能性が有る為通行止めになりました。
(復旧予定無し)
 峠の頂上から大月側を向いて撮った写真。
それでもトンネルを越して小菅村側からは登れます。
(登山シーズン時の臨時バスも小菅村側からです)
これでは増々通行量が少なくなりますね。
 
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現地でのビデオはこちらをクリック

 
 松姫峠から東方面鳥瞰図。都心方面は奈良倉山の稜線がかぶり、直接は望めません。それでも距離が近い事もあり、50MHzでは
ある程度の強さで交信可能です。またちょうど山が切れている茨城南部から埼玉中北部の50MHzは強力でした。

 やはり西方面は、大菩薩嶺からの山々で近い距離でブロックされます。50MHzでの西の山岳回折狙うには近すぎますね。
西の遠方を狙うにはEs・ESc・MSなどの時期と思います。144MHz以上では富士山の反射も使えるかも知れません。

 いい位置に南アルプスがありますが、いかんせん大菩薩嶺が近すぎます。

峠から東向きのCGビューです。都心には手前の山がブロックします。一方茨城県南部方面には抜けており、50MHzの電波は強力でした。

峠から西向きのCGビューです。大菩薩嶺から南の山々が近すぎて、山岳回折にも不向きです。空気が澄んでいれば富士山は見えます。

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