神奈川県三浦市(JCC:1111) 岩堂山

 

 以前と比べるとファイナルアプローチのダート道が荒れています。

 訪問は小型車で行かれて下さい。(新たな写真を挿入しました)

 神奈川県三浦市は、三浦半島の最南端に位置する市です。

もともと高い山がある地域ではなく、今回案内させていただく「岩堂山」も

周りより多少高いちょっとした丘でしかありません。


 それでも、移動環境等も総合的に考慮して、

三浦市の中ではお薦め出来るポイントと思いますので、今回案内させていただきます。


 アクセスとしましては、まず三浦半島を周回する R134で三浦市街を目指してください。

三浦市内の「引橋」の交差点から市街地方面に向かいます。

その先の「松輪入口」の信号で、本線は右にカーブしますが、

そのまままっすぐ侵入する形の分かれ道があり、そちらに進んでください。


 後は清掃工場の煙突を目指して走ると、そこから少し行き過ぎたところで

上から二枚目の写真の岩堂山への登り口(ダート)があります。ここを入ってください。

行き止まりの畑の脇の広くなった所が運用場所です。

ただ広くなったと言っても小型車2台の駐車がやっとのスペースです。

1台駐車していると、もう一台が方向転換して帰ろうとしても切り返しに苦労する位の狭さです。


 尚、その駐車スペースは岩堂山のピークではありません。

本当のピークはそこから東側にあり、千葉方面にかぶります。

ピークにアンテナを設営する事もできますが、その場合車からの運用ですと

同軸ケーブルが最低 40~50mは必要と思います。

私はいつも車の脇にアンテナを設営しています。一番上の写真がそうですが、

この場合、50MHzの運用では北方面にはあまり強くはないですが、

都心は距離が近いので十分飛んでいきます。千葉はあまり交信の記憶がありません。


 むしろここで 特筆すべきは、西方面への電波の飛びです。

相模湾をはさんでさえぎるものがありません。

冬場の空気が澄んでいる時には富士山・丹沢・箱根が実によく見えます。

写真のビーム方向も西です。


 この三浦半島南部地域は、特にVHF・UHF DXでも東〜南〜西にかけて、

その地域性ゆえ内陸とは全く違う電波の飛び方をしてくれます。

50MHzでは、CONDXがアップして、南回りのスキャッターや南太平洋方面の DXが

オープンする季節・サイクルになったら,

また430MHzではグランドウェーブの伸びが予想される時期に、

特に面白いポイントかも知れません。

 

 尚、現地はグーグルアースで見る限りは目印が無く探しにくいので、北緯と東経を示しておきます。

『 35°09'05.91"N139°38'42.24"E 』

かっこの中をグーグルースの検索にコピペしていただいて、ボタンを押せば現地に飛びます。

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 現地での写真です。東側は少しの段差で頂上。その他の方向は畑に囲まれています。

 まん中のダートの道を上がって下さい。

 西向きの鳥瞰です。無敵の西です。

 都心向きの鳥瞰です。一番上の写真の右側の岩堂山のピークの影になるのと、先の武山・大楠山の影響もあるようで、
 西向けほどの飛びは望めません。

  現地の拡大地図です。「松輪入口交差点」を逃すと三浦市街・城ヶ島方面に入ってしまいます。

 少し引いた地図です。アクセスは横浜横須賀道路経由でも、一般道経由でも、とにかく三浦半島の先端を目指して下さい。

 現地から西向きのCGビューです。

 

 現地から北向きのCGビューです。このCGビューでは車を停める場所から見る岩堂山のピークが正しく反映されていません。千葉方面はもっと山影になります。

 2022年9月中旬に久しぶりに岩堂山から運用してきました。

 00年代10年代と比べると最後のダート道が荒れてきています。

 立木の枝は張り出し軽車輛でさえもボディーをすります。

 路肩があやしく斜めにガケ側に傾いていることろがあります。

 ここに車で移動を計画される方は、最低限小型車で行かれてください。

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