岩手県奥州市(JCC:0315)/岩手県気仙郡住田町(JCG:03006B) 種山高原

 
 2015年夏に種山高原に十数年ぶりに再訪しました。
そこで以前に撮影していなかった写真やビデオを撮り、
また最新の現地の状況を取材してきましたので、最後の付け加えています。
合わせて参照下さい。
 
 岩手県奥州市は、2006年 2月 20日に水沢市・江刺市・前沢町・胆沢町・衣川村が

合併して出来た新しい市です。


 この種山高原は、以前の江刺市の時から多くの方が運用されていますので、

ご存知の方も多いと思います。


 アクセスとしては、水沢市街から R397を東進して、

姥石峠のトンネルを過ぎてすぐ道の駅の前に、種山高原・牧場方面への道がありますので、

それを入ります。


 種山(物見山)それ自体は頂上近くにに電波施設があり、そこまで道がありますが

チェーンで進入禁止になっていますので、

少し回り込んだ直下にある、旧「青年の家」の跡地駐車場で運用するといいでしょう。

(以前あった少年の家は、閉鎖・取り壊されて今はありません)


 ロケは、種山のピークのある東を除いては抜群です。

なだらかな気持ちの良い高原で、天気が良ければ運用のみならず、

ぜひ頂上まで登られてみる事もお薦めします。

南側の眺望も添付のような見渡しで、今まで多くの方が移動されているのが

うなずける場所です。


 関東までの伝搬ルートは、以前の峠ノ神山・荒川高原とほぼ同じですが、

目の前に妨げるような山もなく、50MHzの場合、中間の阿武隈・八溝山系の回折で

FBに交信できます。
 
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現地の拡大地図です。
少し引いた地図です。R397沿いの道の駅「種山ヶ原」の向かいに高原入口の道路があります。

南中心のCGビューです。

 

 以下2015年追加レポート

 この種山高原は、実際は奥州市と気仙郡の住田町にまたがっています。

以前からその境界で両方からの運用ができたら便利だと思って探っていました。

また、この「青年の家」の跡地は奥州市側であり、その南に住田町との境界があることはわかっていました。

今回その南側も空き地になっているようでしたので、入ってみました。

 現地での写真

「青年の家」跡地からも問題なく入れます

 現地で何か実際の境界の目印はないか探したのですが、残念ながら見あたりませんでした。

また、どの地図を見てもほぼ同じところを境界が走ってはいるのですが、

悪いことに「青年の家」が跡地であることもあり、どの地図でもその具体的な位置関係が正確にはわかりません。

唯一上空からの写真と合成しているグーグルアースを頼りにして、そこ境界がここをまたいでいることから、

今回はここから運用してみました。

現地でのビデオはこちらをクリック

 この「青年の家」の跡地の管理を探ってみたのですが、

どうやら目の前の牧場に市が委託して管理してもらっているようです。

実際、牧場で使う大きな農機具やトラクターなども敷地内においてありました。

 この場所は、すぐ脇の物見山にハイキングに登られるハイカーの方もよく車を停めていくのですが、

牧場の方は、それらの来訪者の方の駐車や、私の無線運用の一時的な設営などは黙認してくださいました。

 しかしその牧場の方のお話によると、時期と季節によって牧場の干草ロールをこの敷地内や入口において、

実質中に入れないようにすることがあるそうです。

 今回も私の訪問の2~3日後に牧草地にたまっていたロールを搬入する予定だったそうです。

下の写真を見ていただくとわかりますが、この広い敷地内で、迷惑な車の走行をする輩がいるようです。

 しかし、もしこの場所で移動を計画されて、

現地に入れなかったとしても、この一帯ほかに運用できそうな場所はいくつかありますので、

大きな心配は不要と思います。

 下の写真は物見山へのゲート。ここから先は車では入れません。

ここは住田町に位置します。

 そのすぐ脇のゲート。

この中で端に停めれば、住田町で運用できそうです。

 また奥州市側には大きな駐車場があります。

こちらでも運用できそうです。

 更に奥州市でしたら、この高原の南西に「阿原山高原」という、やはり車で入れる眺望がFBな高原もあり、

少なくとも奥州市ではVHF以上の移動地に困ることは無さそうです。

 

 現地から南方向の鳥瞰図。関東は遠いですが、直近その方向にさえぎる山はありません。

 北方面の鳥瞰図。この方向に大きく立ちはだかるのは遠くの早池峰山と岩手山だけです。

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