岩手県遠野市(JCC:0310) 荒川高原
今回は民話の故郷、岩手県遠野市の荒川高原のポイントの紹介です。
荒川高原は、遠野の市街地から北, 岩手の秀峰早池峰山系の南に位置し、
なだらかな高原に広い牧場が広がる大変気持ちのいい場所です。
私も以前には毎年訪れていたお気に入りの移動地の一つです。
アクセスは遠野市街地側から入れば、ほとんどの区間が舗装道です。
ロケーションは、北は早池峰山にブロックされますが、
南を中心とした 180℃は添付のシミレーションのような眺望です。
地図のマークを付けた場所のみならず、この道路沿いに何カ所か
道路の脇に入り込めるスペースがあり、地図中にもある「大黒森」が
かぶらないポイントを選んで運用するといいでしょう。
関東までのルートは、以前に紹介させていただいた宮古市の峠ノ神山と
ほぼ同じです。
しかし50MHzの事例で、最初の回折のポイントになるであろう山との距離が
峠ノ神山よりも近いためか、関東との交信は十分可能ですが、
ロケから期待したほどの信号強度ではありませんでした。
さすがに仙台近辺からの信号は非常に強力です。
それでも遠野市の中では、車で入れる移動地の中で高清水山と一二を争う
FBなポイントである事には変わりありません。
とにかく広い牧場の上で、気持ちのいい場所です。
ぜひ皆さんも試されてみてください。
訪問にベストな時期は、やはり夏です。
この高原も、北の標高の高いほうに行くと1,000mを越しますので、
ゴールデンウィーク程度の時期ですと残雪があり、雪の多い冬の後では入れないこともあります。
荒川高原は、南の遠野中心部から入るなら北に上がるほど標高が高くなっていきます。
北に上がるほど標高を稼ぐ事が出来ますが、徐々にすぼまっていく上に、ターゲットとしたい南南西方向に大黒森がかぶってきます。
そこで設営場所探しのコツとしては、最低限下の地図の中にある「一ッ石山」の南の大仁田牧場への林道への分岐点までの中で
選んだほうがいいでしょう。それより北上すると大黒森が厳しくかぶり始めます。
北を中心とした約180度方向は山でふさがれています。
現地の拡大地図です。矢印で示した場所より北に上がると南が大黒森の影になってくるので、ここより南での場所選択がベターです。
もう少し引いた地図です。食料調達は遠野市内で可能ですが、選択肢は多くありません。
南方面のCGビューです。