岩手県二戸市(JCC:0313)/岩手県九戸郡九戸村(JCG:03005E) 折爪岳
 
 
 
 折爪岳は、岩手県北部の二戸市と九戸村にまたがってそびえる独立峰です。
 
標高は 852mほどですが、その四方への眺望は大変素晴らしいものがあります。
 

 
 頂上には電波施設が建ち並んでいますが、その南側の別のピークが広くなっており、
 
そこで運用するといいでしょう。
 
「どうぞここで無線をやってください」と言わんがごときの広場があります。
 

 
 この広場には、展望タワーがあります。
 
添付ビデオもそこからの画像ですが、今では更に高いタワーに建て替えられています。
 
ただ残念ながら今のタワーは、無線のアンテナを据え付けられるような構造には
 
なっておりませんので、広場にて持参のポールでアンテナをあげる必要があります。
 

それでもとにかく、このすばらしい眺望をビデオと資料でとくとご覧ください。
 

 50MHzの運用では、南関東方面には 550Km近い距離となりますので、
 
やはり山岳回折とダクトを併用した伝搬になります。
 
また、距離的に近距離 Esも狙える距離でもありますので、気候も含めて考えた
 
ベストの移動時期は、Es狙いで 6〜7月上旬。
 
山岳回折+ダクト(若しくはグランドウェーブ)狙いで
 
7〜9月位ではないでしょうか。
 

 私は何回もここから運用していますので、両方の伝搬を経験していますが、
 
50MHzで Esに頼らない伝搬でも、十分に南関東と交信は可能でした。
 
また、北方面でもグランドウェーブで JA8南部が非常に強力に交信できます。
 


 アクセスにはいくつかのルートがありますが、
 
八戸自動車道の一戸I.C.から二戸市内を経由して山道を登るコースと、
 
同じく九戸I.C.の北側から山道を登るコースの二つが一般的です。
 


 また、頂上の電波施設の中にはテレビの中継局がありますので、
 
特に電波の質には注意ください。
 


 以前(だいぶ昔のテレビがアナログの時代のようですが)、実際トラブルがあった話を聞いています。
 
一部の地元の方は、今でもあまりここからの無線の運用を快く思っていない
 
方もあるやに、地元のアマチュア局からおうかがいしたことがあります。
 
 

現地でのビデオはこちらをクリック

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 現地の上空写真。広場に入ると九戸村側・道路側からだと二戸市側になるようです。国土地理院の地図でもそこが境界なっています。

 南側鳥瞰図。眺望は素晴らしいのですが、関東は遠いです。
尚二戸市側の運用に関しては、下の「二戸市側運用地2」の駐車場の西端も南を狙うには有効な選択肢です。ただし、若干標高を下げるのと
目の前の林と小ピークがかぶります。加えて尾根まで上がりきっていませんので、そのほかの北や東(八戸方面)方向は苦しくなります。
 現地の拡大地図です。折爪岳の頂上には電波施設がかたまっています。
 少し引いた地図です。最寄りの高速道ICは、八戸道の一戸ICか九戸ICになります。
またこの周辺は、ごく一部のコンビニを除いて食料調達が難しいので、遠方からいらっしゃる方は周辺の八戸・盛岡・北上などIC近くに
大型SCがある場所で事前に調達しておかれる事をお薦めします。 

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