一関市は、2005年 9月 20日付けで回りの多くの町村を合併し、
非常に面積が広くなりました。
かつては、東磐井郡室根村の移動のメッカであった「室根山」も
一関市となりました。
よって一関での VHF以上での移動には、足で山へ登るなら西の「栗駒山」。
車で行くなら東の「室根山」が一つのベストパターンになっています。
私も室根山で何回か移動の経験があり、50MHzでも必ず南関東まで
電波が飛んでくれるすばらしい場所である事を知っています。
しかし、室根山は国民保養地に指定されており、シーズンには大変観光客で混む事,
また南方面に開いた場所の駐車場のキャパが決して多くない事,
更にはこの山の頂上が、有名なハングライダーの離陸ポイントになっており
大きなアンテナを高く上げていると煙たがれる事もあり、
夜間の運用でもない限り、あまり運用環境としては良くないと判断しています。
そこで今回は、同じ一関市内で標高が低いながらもすばらしい眺望を持つ上に、
栗駒山・室根山よりずっとアクセスが良く、運用環境も抜群な隠れた移動地を
紹介させていただきます。
場所は、旧川崎村の石蔵山です。
JR大船渡線の岩ノ下駅の南から、山の上まで舗装道が通じています。
山頂周辺は公園になっていて、その中にいくつか車で入れる場所があり、
そこから運用すればいいでしょう。
ビデオに映ったポイントが車では一番ベストです。
★現地は『 38°56'15.44"N 141°13'52.62"E 』です。
かっこの中をグーグルアースの中の検索にコピペして、
検索を押していただければ現地に飛びます。
また、現地の前の通りにはストリートビューも通っています。★
もし更に設備を担ぎ上げるようでしたら、北側にもうワンポイント高い場所も
あります。
とにかく現地の状況は、ビデオでご覧ください。
標高 300m強とは思えないような素晴らしい眺望が、南を中心に広がっています。
このポイントでさえぎられるのは北のみです。
VHFの電波の飛びも、さすがに室根山よりは劣りますが
南関東まで十分可能でした。
ただこの場所は、春先には「桜祭り」が開催されるようで、
その時期は避けた方がよさそうです。