福島県喜多方市(JCC:0708)/山形県西置賜郡飯豊町(JCG:05003A) 五枚沢林道 谷地峠
 

 

 喜多方市側からのアプローチだと、旧熱塩加納村の五枚沢林道を登ります。

五枚沢の集落を過ぎるとダートになりますが、道は総じてフラットで、

普通車でも普通の車高の車なら走行可能です。

ただ、法面がもろく落石・崖崩れが多いので注意してください。

一旦大きな崩落が起きて道がふさがっても、重要林道ではないようで、

再開通まで長い時間を要する事が多いようです。


 飯豊町側からだと葡萄沢林道を登ります。

こちらは五枚沢林道より多少道が悪く、4WDでの走行が望ましいです。

(地元のなれた人は平気で軽トラで入ってくるが)

 

 赤崩山脇の峠が県境になっており、道幅が多少広くなっています。

下の写真のように、そこの脇で運用するといいでしょう。

 

 2016年8月時点でのこの林道のの路面状況と峠の様子のビデオ。You Tubeより。

 飯豊町側 葡萄沢林道 (スタート~運用地の峠)

 喜多方市側 五枚沢林道 (運用地の峠~林道の終点)

 このビデオではスタートの葡萄沢側からは普通に入れるのに、

 なぜか終点の五枚沢出口側にはロープがかかっています。

 この時点で何だかの規制があったのか否かはわかりません。

 


 峠のロケーションは、南を中心とした90°が開けています。

南関東方面には、断面図にあるように途中の那須連山・奥日光連山が邪魔をしますが、

50MHzの運用例では山岳回折特有のQSBを伴うものの、

ある程度の設備での運用であれば、グラウンドウェーブで楽にQSOできます。


 尚、この飯豊山系はクマも多くいますので、それなりの注意はしてください。

当局は、いつもクマのいるおそれのある地域に移動する時は、

爆竹を必ず持参しています。

                                                                TOPページへ 

 現地の上空写真。写真の林道峠右側にアンテナ設営可能なスペースがあります。

 実際の現地での写真。ステーを張る方向が難しい。

 峠から南側鳥瞰図。この中で関東平野までは見えていませんが、那須連山の右の高原山を超えれば関東平野です。
50MHzの交信実績でも。南関東はそこそこの強さながらもQSBが多かったです。
尚飯豊町から会津向けの道路整備は、この峠の隣の沢に長いトンネルを含む広域林道が整備されてきており、また米沢側にも大峠道路がありますので、
ますますこの峠の利用価値は減ってくると思われます。崩れやすくもろい地質もあり、一旦大きな崩落が有ると再整備されない
可能性も心配しています。ここに移動を計画される方は、ぜひ最新の通行可否情報もチェックされて下さい。

 峠から会津盆地方面の写真ですが、もやって何も見えません。(汗) 

 北側の鳥瞰図。山形側はさらに高い尾根でブロックされており、望めません。
この移動地は、VHF以上で関東に飯豊町と喜多方市の両方をサービスしうるポイントと位置づければいいでしょう。
「運用地」とした右側にはだかの法面が見えますが、ここも特に夏の夜になると昼と夜の温度差でパラパラ細かい落石があり、
「運用地」でもその音が聞こえます。実に不気味です。その意味でもその前に広くなった場所が見えますが、
そこでの店開きはやめた方がいいでしょう。

 喜多方側五枚沢集落の奥の林道スタート地点。だいたいこの程度のダートが運用地まで続きます。

 現地から少し引いた地図です。米沢からも喜多方からも少し距離があります。

 現地の拡大地図です。

 峠から南中心のCGビューです。

 峠から北中心のCGビューです。

 峠すぐ脇の赤崩山から、栃木県北部の高原山の釈迦ヶ岳までは可視です。その一直線南側に関東平野が広がります。

 赤崩山と高原山釈迦ヶ岳間の直線と、釈迦ヶ岳からの可視図(ピンク色)です。
これから見てもこの峠からの50MHzの南関東への伝搬は、ほぼ高原山の一段山岳回折であろう事が推測されます。
inserted by FC2 system