長野県小県郡青木村(JCG:09012A)昆虫資料館裏
青木村は、長野県東信地方の中心都市である上田市の西側に位置する小さな村です。
距離的にも上田市に近い為、そのベットタウンとしての位置づけがされています。
更には上田駅には車で30分、新幹線を使えば上田⇔東京間は所要二時間弱ですので、移住者の方も増えているそうです。
この青木村には、車で入れる標高の高い移動地が主に二箇所あります。
一つは村の中心部や田沢温泉にも近い十観山の中腹にある「信州昆虫資料館」の裏手にあるスペース。
もう一つは県道181号で松本方面に抜ける途中の上田市との境界の峠です。
ともに西方向は山をしょっておりNGですが、主に東から関東方面には開けた場所です。
ただ後者は少し離れた先に、その関東方面にも別の山の尾根が多少かぶっており、
どちらかと言うと前者の方がV・Uには条件がいいようです。
今回は地元の方から教えていただいた、この昆虫資料館裏のポイントを紹介させていただきます。
昆虫資料館方面へのアクセスは、R143号線で田沢温泉方面を目指して下さい。
村の中心部の西側のはずれで県道173号線に枝分かれします。
その分かれ口には「田沢温泉」や「昆虫資料館」などのカンバンが立っていますので、すぐにわかると思います。
道を上っていくと、直進で田沢温泉方面には急に狭い道になり、
道幅のある県道は右に大きく折れて急登になります。
暫く上ると県道はキャンプ場にぶつかります。そこで左手に更に細い舗装道が続きますのでそちらに入ります。
それが昆虫資料館に続く道になります。
最終的には昆虫資料館の正面には行かずに、その直前の枝分かれ道を左折してダートに入ります。
そしてそこから更に二本目の林道の枝線のような道に右折して奥まで入ると目的地となります。
夏は草ぼうぼうで見えにくいと思いますが、奥には四阿がありますので運用地の目印として下さい。
現地の地面は総じてフラットで、設営にもまずまずの広さがあり問題ありません。何よりここは人が入ってきません。
ただここに入る前のダート道はあまり路面状況がよくありません。溝が深い部分があります。
二駆の車でも大丈夫ですが、街乗りのものでも4WDの方が望ましい事は確かです。
それでもこのダート道ですが、結構大きなバンが一定の頻度で上り下りしていきます。
更に上にパラグライダーのテイクオフポイントがあるようです。
しかしグーグルなどで見る限りは、この上はあまり広くないようですので
無線運用はこの資料館の裏までにしておいた方がいいでしょう。
ここでも標高は1,000m弱(997m?)ほどあります。
ここはむしろ、そのダートにある程度の頻度で車が出入りしている事で、
クマやイノシシなど野生動物がこの方向に出てくるのを抑えているのではないかと思います。
ただここは、夏季にはアブが多く飛んでいます。
なお現地には四阿はあってもトイレはありません。公衆トイレは少し下のキャンプ場脇になります。
また資料館もキャンプ場も季節営業ですので、ここまでのアクセス道も冬季閉鎖と思われます。
注意ください。
この場所の詳細情報は『 36°22'38.54"N 138°05'51.43"E 』 となります。
赤文字の部分をグーグルアースの検索にコピペしていただいて検索ボタンを押すと、画像が現地に飛びます。
現地ではカーラジオで82.5MHzのNHK FM東京が聞こえます。
同じく80.0MHzのTOKYO FMもかすかですが聞こえます。
50MHz用設備で東京ビーコンも弱く聞こえます。
昆虫資料館と運用地との位置関係。裏側でこちらにはまず人は入って来ません。草ぼうで放置されている感じです。
現地の地図です。十観山の中腹になります。 田沢温泉はこの地図の下の谷の中です。
少し引いた地図です。青木村中心部や上田市中心部からも近いです。食料品調達は上田市街がベターです。村内はコンビニ程度です。
昆虫資料館の手前まで来たら、この看板の場所から左折してダートに入って下さい。(十観山方面)
ダートに入って二本目の林道枝線のような道に右折して入って下さい。
右に入って奥まで行くと現地に到着です。車の更に奥にわずかに四阿の屋根が見えます。
現地から南東方向を向いての鳥観図です。東から南東方向には開いているのがわかります。
現地から東~南東のCGビューです。
現地と都心の間の直線図です。
現地から都心までの断面図です。都心方面のV・Uは秩父とその周辺の山の回折になりそうですね。
50MHzで都心方面には2段程度の山岳回折で行けそうな並びです。群馬県南牧村/上野村の塩之沢峠近辺の山と、秩父の武甲山の一角がひっかかるようです。
この場所は地元の方の運用でも実績のある場所です。