静岡県賀茂郡南伊豆町(JCG:18006F)暗沢山

 
 

 静岡県南伊豆町は伊豆半島の最南部の町です。

東名高速などの高速道路網や鉄道網からも遠く離れ、訪問するにはそれなりの決意と覚悟が必要な場所と言えます。

 

 移動運用に利用出来そうな山はありますが、その中で車で入れる山はごく限られます。

ここで紹介させていただく「暗沢山」はその一つで、頂上にこの南伊豆町と北隣の松崎町の境界が走っています。

標高は520m。また頂上には伊豆半島の中には三箇所しかない一等三角点があります。

更に頂上直下には静岡県の行政無線の鉄塔とNTTの中継用の鉄塔が高くそびえ立っており、いい目印になっています。

しかしそれほどの山にも関わらず、何故か国土地理院の地図には山の名前の記載が無く、地図上では探すのに苦労する山です。

 

 町の境界線は頂上に走っています。電波施設があり、その施設までの袋小路の道があるのは南側の南伊豆町側になります。

その為ここでは南伊豆町の移動地として紹介させていただいています。

 道路と頂上の標高差はおおよそ4~5m位でしょうか。

北北東側になる関東方面をGWで狙うには、それを越す高さにアンテナを上げなくてはなりません。

ただしそれを越しても、そこから離れた北側には伊豆半島中央部の天城山系が立ちはだかります。

50MHzでの運用では、関東方面の局の信号には山岳回折特有のQSBがありました。

 尚、西側は海まで標高が落ちて行くだけですので大きな障害物はありません。

ただし現地は立ち木や電波施設の建物がある為、全方向にわたって眺望はありません。

50MHzでは東京ビーコンやJA2IGYビーコン、更には80.0MHzのTOKYO FMも強く入感します。

 

 アクセスは伊豆半島の最南部となると、①東側の伊東・下田経由 ②真ん中から天城越え ③西海岸経由といくつかありますが、

この暗沢山自体が比較的西側に位置しますので、高速道路で沼津か長泉沼津から⇒伊豆縦貫自動車道⇒伊豆中央道⇒修善寺道路⇒天城北道路

⇒R136⇒西海岸経由が一般的になるのではないかと思います。

 それでも沼津からは渋滞を考慮に入れなくても三時間++程度かかります。 週末は三島近辺など場所と時間帯によって渋滞があります。

また西海岸の道路は場所によって道幅も狭くアップダウンもきつい上、街中から離れても週末には結構交通量が多いので

慣れない方は運転に疲れると思います。余裕をもって行動して下さい。

 

 また、現地の北緯・東経は 『 34°42'46.45"N    138°47'01.07"E 』 です。

上のカッコ内をグーグルアース内の「検索」にコピペしてボタンを押していただければ画像が現地に飛びます。

 

現地のビデオはこちらをクリック 

 

 まず現地の写真です。一番奥のNTT中継所のゲートの横が一番広くなっています。ビームは関東方向。

 NTTと静岡県の施設の間にある頂上への道。車では入れません。
今回草が刈られていなかったのと、この方向にハチとアブが多かったので無理には入りませんでした。
一等三角点の場所からは、もやが無ければ富士山が見えるそうです。

 細長い伊豆半島の南端の町です。遠いです。

 西海岸から南下すると、松崎町中心部を通り過ぎて12Kmほどの所にある南伊豆町に入る直前の左折ポイントを入ります。

気が付きにくい細い道ですが、通り過ぎてしまうとすぐに「南伊豆町」の看板が出ますので、わかると思います。

そこから下の地図の最後の左折ポイントまでは、全て狭く多少路面の凸凹がありながらも舗装道で、その上ストリートビューが通っています。

実際に行かれる方は、そのポイントごとのビューをしっかり頭にたたきこんで道に迷わないようにして下さい。

尚、最後の左折ポイントから現地の間だけはストリートビューが無い上に、舗装と荒れたダートが交互に出て来ます。

ダート部分は雨水が流れた溝が深い部分があり、 入るには街乗りのものでも4WD車の方が望ましいでしょう。

私が運用を終え下山するときに、ちょうどその場所で上がってくる二駆と思われる車とすれ違いましたが、やはりタイヤを滑らせていました。

 最後のアクセス道にはこの位の深い溝があります。

 現地上空から北北東を望む鳥瞰図です。関東方面に伊豆半島中心部の天城山系が立ちはだかるのがわかります。

 現地から北北東中心のCGビューです。実際は立ち木や電波施設の建物などで眺望はありません。

 現地から都心までの直線図です。

 現地から都心までの断面図です。

 現地上空から西方面の鳥瞰図です。邪魔するものはありません。50MHzでのJA2IGYビーコンは強かったです。

 現地から西方面のCGビューです。立ち木や電波施設の建物などで実際の眺望はありません。

 現地から名古屋までの直線図です。

 現地から名古屋までの断面図です。

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