福島県東白川郡塙町（JCG：07014D）林道板庭～入宝坂線

　福島県塙町は、中通りと浜通りに挟まれた福島県最南部に近い阿武隈山中の町です。

名峰八溝山は町のすぐ西側ですが、移動地として有名なその山頂エリアには町の面積はかかっておらず、

その事がVUでの塙町からの運用を珍しいものにしているように感じます。

　しかし八溝山から町の中心部を挟んで東側には、低いながらも南北に山が連なっており

しかも稜線づたいには林道が走っていて、いい移動地になっています。今回そこから運用してきましたので案内させていただきます。

　林道の名前は「板庭～入宝坂線」で、街の中心部の国道118号線から川上川沿いに1.4Km程入った所に起点があります。

（下の写真参照　場所詳細は：  36°57'16.17"N 140°25'44.09"E  です）

　　　　　　　　　　　　　　　↑赤文字部分をグーグルアースの「検索」の中にコピペで埋め込んで下さい。検索ボタンを押せば現地に飛びます。

　この起点から終点の矢祭町下石井まで林道の全長はおよそ12Kmです。

この間少なくとも塙町の区間は狭いながらも舗装道です。矢祭町に入ってすぐダートになりますが、通行は可能なようです。

両方の区間を通してドライブした時の撮影と思われる動画がYouTubeにいくつかアップされています。参照下さい。

今回は下の写真のように、ダート部は草ぼうぼうで車をすりそうでしたので無理には入りませんでした。

　林道の塙町の区間は、一旦稜線に出てしまえば標高400m～500mでアップダウンを繰り返しながら主に稜線の西側を走ります。

道は舗装ながらも狭いですが、途中に多くの待避帯がありその中で広く通行を妨げない場所から運用すればいいでしょう。

　今回も東京方面のFMラジオ局、80.0MHzのTOKYO FMを聞きながら強く入るポイントを探しました。

特に途中の九ッ山と秋王山の周辺が強く入りますが、残念ながらその周辺には広い待避帯が無い上に背の高い杉林で眺望もききません。

その中間に近い高圧送電線がクロスするあたりが、標高を多少下げるものの広い待避帯がありますし、

TOKYO FMも良く入りますので、そこから運用しました。

この高圧電線は、いわき市山間部の大きな変電所を経由して福島第一・第二原発, 広野火力・勿来火力と関東北部方面を結ぶルートの一つのようです。

幸いノイズなど影響はありませんでした。（条件：天気晴れ時々雷雨・夏・HFローバンド・HFハイバンド・50・SAT）

　尚、この林道の通行量ですが、お盆休暇中にもかかわらず非常に少なかったです。

おおよそ朝8時～午後5時ころまでの現地滞在で、軽自動車1台が一往復（おそらくダートになる所でUターンした）。

バイクの通行はゼロ。ダート区間もあるので、林道走り屋さんがたくさん来るとおもいきや拍子抜けでした。

あまり知られていない林道なのでしょうか・・　  これではここに移動に来る人もいないのでしょうね。

街からも近いし、私は決して利用しにくい移動地ではないと思います。

さすがに八溝山からの強さには劣りますが、南関東の50MHzの局もおおむね強かったです。

　林道板庭～入宝坂線の起点。

　標高を稼いでいくと、西側に塙町中心部と八溝山が見えてきます。

　矢祭町に入って舗装がダートに切り替わる場所。今回はここより奥には入りませんでした。

　今回は広い待避帯がある場所で運用しました。

　高圧送電線の近くのポイントです。

　そのポイントから南関東方面の眺望です。直近にはさえぎるものはありません。

　現地から南～南西を中心としたCGビューです。

　現地の拡大地図です。