福島県田村郡小野町(JCG:07012E) 飯豊神社脇

 
 
 

 田村郡小野町は、浜通りのいわき市と中通の郡山市に挟まれた、阿武隈高原の中の町です。

ある程度の標高の山はありますが、車で入れる範囲内である程度のロケを確保できる場所は限られます。

 
 

 今回当局が運用したのは、磐越自動車道小野町ICから北東側に位置する

飯豊神社やテレビ局の中継所がある小高い山です。

標高は580mほど、小野町の中心部からは150mほどアップしています。

山の名前は無いようです。どの地図にも名称は載っていません。

 
 

 アクセスもわかりにくいです。

JR磐越東線(ゆうゆうあぶくまライン)の新町街道とクロスする踏切から線路に沿って北上し、

その後山の方に上がっていきます。

民家が有る場所では道路も舗装されていますが、それも途切れるとダートになり、

頂上直下ではそこそこの悪路の場所もあります。

また上の方では道幅も狭く、大きな車では立木からの枝や雑草などで側面をする可能性がありそうです。

小型の4WDか(街乗りのもので大丈夫)、トルクのある軽などでの入山がお薦めです。

また、雨の後は路面に注意ください。 具体的な道のりは、下の地図と写真を合わせて参照願います。

 
 

 この山はそれほど高くないにもかかわらず、独立峰に近い形状をしており、

すぐ周りには邪魔をする山は有りません。

以前このコーナーで、同じ小野町の矢大臣山を紹介していますが、

そこが車で入れなくなっている今日、この山は小野町の大変貴重な移動地と言えると思います。

 
 

 当局の50MHzの運用でも、南Sc経由ではありましたがJA3のスケジュール局との

交信に成功しています。また南関東の局も強かったです。

 
 

尚、その貴重な移動地に残念なお知らせも一つ。

2015年の春の大型連休にこの山に入った際、民家の途切れた所で道路工事をしていました。

通行禁止のカンバンが有り青ざめましたが、幸い連休中の休工で、通る事は出来ました。

その工事の理由が、下のカンバン。 

 これ以上の詳しい説明はありませんでしたが、意味は想像いただけると思います。

これも福島の厳しい現実です。

少なくともこの工事期間中は、入れなくなる事がありそうです。

そしてその工事が終わった後も、ひょっとしったらおじゃましにくい場所になってしまっている

かも知れませんね。

しかし頂上に無人ですが神社がある事もあり、何だかの通行手段は確保されるものと信じます。

 
 

 ここ以外の小野町の移動地候補としては、小野町北部の高柴山があります。

ただここは車で入れるのは頂上より少し下の駐車場までで、

そこは西南西以外の各方向全てが稜線に囲まれています。

ただし標高は700m強ある上、駐車場も非常に広いです。

ここは春の山ツツジが有名な山で、それでもそのシーズンには駐車場はいっぱいになるそうです。

 
 

 何とか今回紹介の山が、今後も入れるといいですね。

 

 現地でのビデオはこちらをクリック

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  南西を中心とした鳥瞰図。 近くにさえぎる山はありません。50MHzで関東方面も強かったです。この方向には立ち木もなく眺望も望めます。

 

 北向きの鳥瞰図。 現地では中継所の前が一番地面がフラットで設営し易かったです。
 運用地より北は数メーター高くなっており、その北も阿武隈山系の山が広がっており望めません。

 

  現地での写真。この50MHzのビームは西南西。

 JRの踏切脇の道さえ入れば、実質はその道なりで現地まで入ります。

 田んぼと並走するあたりのダート。

 胸突き八丁あたりの状況。このような区間は長くはないので、ぜひ一度車を降りて歩いて状況を確かめて進むか諦めるか決めてください。

 
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